ベジタブルマイスターとは

ベジタブル＆フルーツマイスターというのは、野菜ソムリエという名称が
生まれる前の資格名称です。

現在野菜ソムリエと呼ばれている民間資格は、2001年に日本ベジタブル
＆フルーツマイスター協会の主催で資格試験が開始されました。

国や公的機関の認証の無いまったくの民間資格であったにも関わらず、
ちょうど日本人の食への関心が高まる流れと合致して受講者を広く集め、
社会的な認知を広めて行きました。

野菜ソムリエという名称に改称されたのはおよそスタートから10年後の2010年
のことで、それまではジュニア・ベジタブル＆フルーツマイスター（初級）、
ベジタブル＆フルーツマイスター（中級）、シニア・ベジタブル＆フルーツマ
イスター（上級）という名称でした。

野菜ソムリエという言葉は実は協会がつけたというよりは、注目が集まって
きた時にメディアが一般に広めた名称です。

ワインがブームだった時期でもあり、ソムリエの野菜版といった紹介が
なされたことで認知されました。

この一般への認知をキッカケに、協会の名称も一般社団法人日本野菜ソムリエ
協会と改められ、認定される資格もジュニア野菜ソムリエ、野菜ソムリエ、
シニア野菜ソムリエの3種類となり現在の形に至ります。

但し、正式名称になってからは一番初級のジュニアコースはいわゆる
野菜ソムリエは名乗れないということになっています。

元々野菜や果物の種類や特性から、収穫時期、保存方法、調理法、歴史、
盛り付け法など本当に幅広く知識を求められる野菜ソムリエは、非常に
ハードルの高い資格でもあります。

入門編であるジュニア野菜ソムリエは、まだその入口でしかない
ということですね。